経営者漁火会(漁火新聞発行)という”立派な日本人“になろうという志の高い、中小企業経営者団体があり、中小企業の“漁火”が全国70ケ所に細々と灯っています。 

私が所属する「なにわ経営者漁火会」の恒例の新春社員セミナーが1月21日に“イラクに架けた信頼の架け橋”と題して、髭の隊長としておなじみの、福知山自衛隊・佐藤正久一等陸佐の講話があり、事務所全員で参加しました。

 髭の隊長は、郷にいれば郷に従え、の教えに従い、事前に髭を生やし現地に溶け込む努力をされ「日本国として国際貢献の有るべき姿」「日本人としての誇り」を胸に生死の危険を覚悟で業務の遂行を淡々と話された。現地の人々との会いを「鳥の眼」「虫の眼」を持って徹底的に意見交換をした。自衛隊派遣の人道支援の目的は医療・水・公共建物の復興の3つだったが、サマーワの人々の希望は農地の改良・下水・仕事の確保等であり、ギャップに苦しんだ。

 経営に例え「佐藤商会」としての支援方針はイラク人が主役、自衛隊はその黒子に徹し「よい仕事をする為にはまず、相手を愛すること」という言葉に共感を覚えました。テレビで見た日本人がテロリストに捕らわれたときに日本を支援するデモが起こったことの真相が理解できました。

今後、宗教・人種・習慣の違う民族に接するには佐藤隊長の“ひげ”を生やしたという心構えが当然要求されるし、日本の常識が外国人の非常識となる点が多々あるだろう。


 自己中心になりがちな自己を反省する点でも、よい話だった。他人の窮地を何処まで援助できるか、自己の本分を尽くしながら、他人のことに何処まで尽くせる行動が出来るかと思いながら、撤退反対デモ等を見れば人間は同じ心をもっていること、夢・喜びを与えることこそ、平和への共通項だと思いました。また、民間服に着替えた“髭の隊長”の姿のスマートさに驚きました。

 昨年11月、漁火会横浜全国総会での小山和伸教授の話(究極の戦略の著者)、を読むまでもなく、我が国民族の根源にかかわる、皇室典改正問題や、国を愁うる人々の意見を参考に、現状は老獪な外国人への外交がままならない点、将来への不安を払拭するために、経済至上主義から、精神面の強化向上へと目を向けなくてはならない時代となってきた。

 日本における現状の精神状態の混迷、特に若者のニート・フリーターの増大に対して、精神状態をどう教育・強化するか、精神訓練の場としても自衛隊の存在意義を真剣に見直す必要があろう。

開業当初、高校の非常勤講師をしていた時、優秀な生徒が私の一言で、人生の方向性を決定した。教育の恐ろしさを今でも実感しています。