望月 貴之

 今年も何とか無事に個人の確定申告を終わり、3月17日(金)に打ち上げをし、みんな大いに盛り上がりました。

 令和5年3月12日現在、マイナンバーカードの申請率は約75%を超えました。マイナポイントをもらう為には、今年の2月末までにマイナンバーカードの申請をしなければならなかった事もこの申請率の増加に起因していると思います。
 確かに、情報漏洩等のリスクもあります。しかし、買い物の時に楽天ポイントやdポイント等を利用しポイントを付けることは、何を購入したかのデータとして利用されています。また、Amazonで購入すれば、あなたにとってお勧めの商品等が表示されます。データは個人情報を避けて、属性データとしてまとめられて情報提供されます。私自身の考えは、これから少子化で人材不足は間違いなくおこります。様々なシステム等の効率化により時間短縮していくことが大切だと思っています。

 私個人の確定申告は、令和2年分までは紙印刷をして郵送、去年からはマイナンバーカードを使って電子申告、今年は各取引との紐づけ(iDeCo、年間取引報告書、ふるさと納税)して、年々バージョンアップしていっています。

自分で行うメリット
・自分で行うので納得の上、確定申告できる
・会計事務所に依頼していた場合の申告作成料を減らすことが出来る
・株式投資をしている場合は「分離課税を行う」「総合課税を行う」等、今後の株式の動きを見て、
 自分で決断することが出来る
・ふるさと納税の2,000円負担をサイト利用し、自分で限度額ギリギリまで試算することが出来る

会計事務所に依頼する場合のメリット
・会計事務所から、経営・納税に対して適切なアドバイスを受けることが出来る
・税制改正時、自分で調べなくても良く、正確な情報で対象出来る
・自分で行うことに比べ、確定申告に携わる時間の減少
・過去のデータが保存されているので去年のデータと見比べながらするので早く作成出来る


それでも個人の確定申告を勧める訳
お客様にパソコンを自由自在に使えるようになり、自分で確定申告を行うことにより、確定申告の内容を理解する事が出来ます。それが、クラウド化や銀行取引の自動受信・パソコン上でのデータ保存に繋がると思っています。もちろん、自分の時給と比べて、頼んだ方がその分ほかの仕事が出来る場合やいろいろアドバイスをもらいたい場合などは、事務所に依頼するメリットの方が大きくなると思います。

 今年の10月からインボイス制度が始まります。消費税を申告するお客様が確実に増えます。その為に、チェックにかなりの時間がかかることが予想でき、それがどれだけの時間を要するのか見当もつきません。

 複雑化する税制改革等に対応すべく、当事務所一丸となり対応してまいります。