黒松 美恵子

新年あけましておめでとうございます。
皆様方におかれましては、新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。

 今回も年の瀬が迫る12月、忘年会を兼ねて淡路島に社員研修旅行へ行って参りました。淡路島といえば『国生み神話』。伊弉諾尊と伊弉冉尊の二柱神が天浮橋に立ち、天沼矛で大海原をかき回し、その矛の穂先から最初に落ちた塩水の雫が「淤能碁呂(おのごろ)島」となりました。そして、この島に降り立った二神は、夫婦の契りを結び、国生みの儀式を行いました。その儀式で最初に誕生したのが「淡路島」。淡路島に続いて、四国、隠岐の島、九州、壱岐、対馬、佐渡、本州と生まれ、「大八洲」という古代日本の国土が出来上がったそうです。今回は、日本の原点と言われる淡路島で、美味しい物を頂き、また様々なことを感じる旅となりました。

出発前に、月例である大同生命とTKCの研修・所内会議を済ませて、ドライブ旅のスタートです。
まずは、PASONAによる『淡路シェフガーデン』で昼食済ませました。PASONAの本社が淡路島に移転というニュースに当初は驚きましたが、新型コロナウイルスの蔓延がきっかけとは言え、天災も含めたリスクの分散・テレワーク強化になり、働き方や自分自身の生き方までも考える機会になった方も多かったのではないかと思います。PASONA移転後、海岸沿いにも素敵なお店がたくさん出来ており、見ているだけでも楽しくなります。

 次に『野島断層保存館』を訪れました。1995年1月17日5時46分淡路島北部を震源とするマグニチュード7.3の大地震が発生しました。実際に経験された方も多いのではないかと思います。大きくズレた断層・当時の映像などを目の当たりにし、あの時の恐怖と驚きを思い出すと共に、近い将来起きると言われている南海トラフ地震について考える機会となりました。阪神淡路大震災を教訓に、消防や自衛隊・建築・生活支援・ボランティア等の法整備を始め、個人の意識が変わりました。しかし、時が経ち、意識の薄まりを自分自身も感じます。あの時を思い出し、まずは自分自身が各個人が防災意識を持ち、自然災害が起こった時のことを想像して見ることが大切だと思いました。

 この後は西海岸をドライブし、『幸せのパンケーキ』に行きました。
淡路島限定やクリスマス限定などの商品もあり、見て食べて嬉しくなるようなパンケーキを頂きました。
ちょうど夕陽が美しい時間となり、素晴らしいひと時をゆっくりと過ごすことが出来ました。
 そして、お待ちかねの忘年会のスタートです。
淡路島ブランド『3年とらふぐ』がメインの美味しいお料理を頂き、楽しい時間を過ごさせていただき、1日目が終了致しました。  (次号へ続きます)