今月は堺市でクリーニング機器販売、設置工事を営まれている有限会社三基さんをご紹介致します。

現在会長の福田八郎氏が約40年前に始められ、御子息の基(もとい)氏が勤めていた会社を退職し一緒に働くようになられて16年、社長を交代されて11年目になります。会長と当法人代表の植村が大学の先輩後輩という関係で、古いお付き合いをさせて頂いております。

洗剤を溶かした水の代わりに有機溶剤を使って洗濯するドライクリーニングは、どの過程でも専用の特別な機械を使用します。三基さんではそのような機械の販売、設置工事をされています。ちょうど納品前の機械があったので、社長が見せて下さいました。
   
これは仕上がった洗濯物を折りたたんで袋に入れる、最終工程の機械です。

上から下りてきたビニール袋は、洗濯物を入れてちょうどよい位置でプレス、カットされます。 機械の真ん中に何本も走る青いラインは荷造りゴムのような素材なのですが、静電気を起こさない働きがあるそうです。また、右上にはテープカッターも見えます。日本製ならではの細かい気配りがされた機械です。

ご覧のとおりこの機械も大きなものですが、工場内には大きな機械を運ぶ為のジャッキや大きな脚立、その他にもたくさんの工具や器具がありました。


中でも目立っていたのがパイプ類です。工場内にも外にも、太さや長さが様々なパイプがたくさんあったのですが、これらは溶剤や蒸気を通すための配管となるものだそうです。これらのパイプを工場のサイズに合わせてカットし、端をネジ状に切り、つなぎ合わせていきます。


←そうしてつなぎ合わせたものがこちら。
三基さんの工場内にはパイプが張り巡らされていました。これは機械の試運転や展示会の際に利用する為のものです。

会長がこのお仕事を始められた頃はドライクリーニング業界もどんどん伸びていたのですが、バブルを境に女性物のスーツ等が減り、ファストファッションの流行や自宅で洗えるスーツの登場などで、なかなか苦しいのが現状だそうです。
 大手有名メーカーが撤退する中、関西のクリーニング機器業界では三基さんを知らない人はいないと言われるほど活躍されているのは、会長と社長が長年築いてこられた信頼の賜物でしょう。大きな仕事が入った時は、中小企業の仲間同士で助け合ってやっていらっしゃるそうです。

3年半の会社勤めからお父様の跡継ぎとなられた社長ですが、学生時代からお父様のお仕事を手伝っていらっしゃったので、特に不安や戸惑いはなかったそうです。工場を一から作る達成感はこのお仕事ならではの楽しみだと仰っていました。

これからも会長と社長、二人三脚で頑張って下さい。私たちも全力でお手伝いさせて頂きます。

(担当:神崎/取材:鈴木)


有限会社三基さま 
大阪府堺市中区田園553−3
電話072-234-5785