代表社員 福田重実

 8月12日土曜日の朝、隣家の溝でニャーニャーとの鳴き声が聞こえました。白い子猫が怯えながら鳴いています。晴天でとても暑く、このままでは死んでしまうのではないかと思い、家内と相談し保護する事にして家に入れました。意外と人懐っこい子猫でとりあえず水を飲ませ、近所の猫では無いことを確認しました。既に我が家では猫を2匹飼っていますので、古いケージに入れ様子を見ました。少し弱っているようなので動物病院に連れて行きました。
 
 診察室で獣医さんが子猫を見て「珍しいオッドアイですね!」と言われました。それから、体重とウイルス検査等の診察をして頂き、目の炎症と軽い風邪でウイルス検査は陰性でした。また野良猫であった為、ノミもついていたのでノミ取りの薬も塗ってもらいました。
生後1か月半ぐらいで性別はメスでした。「どうされますか?」と聞かれ「自宅で飼います。」と答え、「名前は?」と聞かれたときは、事前にメスであれば「ミキ」、オスであれば「ミッキー」と決めていたので「ミキ」とつけました。家内からは既にいる猫がメスで1匹が「ラン」なので「キャンディーズ?」とからかわれました。動物病院でトイレ用の容器と砂とペットフードのサンプルを頂きました。
 
 自宅のケージでは、初めは「ニャー」ではなく「ワン」と聞こえるような鳴き声をしていましたが、餌をあげると喜んで「ニャー」と鳴きながら食べています。体重は700gで痩せているので家内は張り切って大きくしようとしています。(他の飼い猫は少し太りぎみなので自信があるみたいです。)

 我が家の新入りに、既存の猫たちは興味津々ですが、少し怖い様で遠巻きに様子を伺がっています。何時か仲良くして遊んでくれたらと思っていますが、既存の猫達も、全く一緒に遊ばないようで、獣医さん曰くメス同士はあまり仲良くならないそうです。
 
 さてオッドアイとは、猫の目に見られる左右の眼の色が異なる状態の事だそうです。日本においては古来より黄色と青色の違う目を持つ猫を「金目、銀目」と呼び縁起の良い生き物として大切にされていたそうです。特に白猫や白い毛色の面積の多い猫に多く生まれやすそうです。オッドアイになる確率は白い猫の場合約25%だそうで、希少なのか微妙ですね。しかし、私は初めてオッドアイの猫の存在を知りました。我が家の猫は右目が青色で左目が黄色で、頭のてっぺん付近に少し模様があり全体が白色です。調べると青色の瞳はメラニン色素が少ないので紫外線に注意が必要とか聴覚障害が出やすいなどと言われています。原則、屋内で飼う予定なので、注意すれば大丈夫かなと思っています。猫は散歩する必要もなく猫用トイレで用を足してくれるので手間はあまりかかりません。但し、マーキングする癖がつくと壁や床にマーキングをしてしまします。我が家では一番上の猫が床の間でマーキングをして床板を張り替えました。
 
 お盆休みに向こうから来てくれた金目・銀目の珍しい猫、何か幸運の印かもしれないので、大切に育てていこうと思います。