月刊誌“致知”の10月号に80歳になっても使命感に燃え、ご活躍の東条百合子&中条高徳氏の対談が目にとまりました。

 “致知”は、地産グループの創師竹井博友氏が創刊された月刊誌ですが、現在は「致知出版社」として元編集長の藤尾秀昭氏が経営されており志の高い、骨のある雑誌です。 ヨガの沖 正弘導師が亡くなられた時の竹井氏の追悼文が大変印象的でした。

 中条高徳氏は私が所属する「経営者漁火会」で講話を聞きましたが元アサヒビール副社長を勤められ、使命感に燃えご活躍で著書も多く、東洋医学にも造詣が深いようです。

 東条百合子さんは私が24年前、肝臓を患った時「あなたと健康」という小冊子の推薦を受け現在も購読しています。

 「あなたと健康」は現在400号を発刊中で、東条さんの巻頭言及び東条さんの恩師である元参議院議員でもあった常岡一郎先生の短文が非常に薀蓄がある文面です。

関東を中心に全国のお母さんが東条さんの「料理教室」に参加し、食生活が加工食品で30%も占める現状から、幸福な家庭の根本は食事にありと、ご先祖様の大切さ、結婚・離婚・家庭・食事の有り方について、女として、母なる大地はどうあるべきかを問い、自然療法をベースとした実践活動をされています。

 東条さんが結核で瀕死の状態のとき、兄の友人の医者から、「自然に帰れ、先祖が何を食べてきたか、を考えろと云われ、肥料を与えなくても大地に逞しくはびこる野草に学べ」と云われ、一番消化がよく、体力がつくのは玄米だと教わり、炒った玄米に七倍の水を炒れて煮て、裏ごしした重湯を飲んだ、これで回復していったそうです。

 家庭的にも、子供を抱えて主人が遁走・離婚、健康運動をして50数年、保証人となり億単位の借金を完済。家庭で出来る“自然療法”というベストセラーがあり、特に玄米と枇杷の効用という点に私は興味を持ちました。60万部(平成7年現在)発行されており、国民栄誉賞を受賞されています。

 また、第二次大戦後日本から「お天道様」という価値観がなくなった。食べ物もお天道様からのいただき物、粗末にしてはいけないと徹底的に教わった。これが日本の家庭教育の基礎である。この見えないお天道様という存在をわすれ、感謝するという心がなくなってしまってから日本人は崩れてきたように思うと云われます。

 「お天道様とは何か」太陽も地球も全てを含む大宇宙を生み出し司る偉大な力、つまり、生命の根源であると。自分の命を助けてくれた自然の力の偉大さを伝えたいという一種の使命感が私を動かしていると、80歳を過ぎても矍鑠として活躍されています。

 人は90%習慣で動くからどんな立派なことを学んでも、年と共に良き習慣に改善することは難しい。私も妻から「立派なことを述べても自己が実行出来なければ、誰もあなたの食事論を聞いてはくれない」と言われながらも再度食事について考えを改め、実行していきます。