利益がなければ企業は存続・継続出来ないが、利益が発生する源は売上であり、売上―仕入=売上総利益―諸経費=利益であり、利益に対して課税される。  売上総利益という概念は税務署・銀行等に提示する時に使用する言葉であり、「売上総利益」という概念とよく似た「限界利益」という意味を明確に理解しないと、より収益を生むことはできません。

 売上を上げ費用(経費)を使った残りが利益であり、この費用は「変動費」と「固定費」に分類することができる。

「変動費」の内容は売上に比例して発生する仕入(費用)のことである。「固定費」の内容は売上がなくても発生する費用、例えば地代・家賃、水道光熱費、給与等である。

 「限界利益」とは、売上―変動費=限界利益。「変動費」とは売上が発生しないと発生しない。例えば、仕入は売上がなければ購入する必要がない。 つまり、売上に比例して仕入は発生するから、これを「変動費」というのである。

 例えば、ガソリンスタンドが道路に面して、2店舗並んでいたとすると、同じガソリンを1リッター100円で販売していたが、一方のガソリンスタンドが、99円で販売しだすと、片方も99円で販売しなければならなくなるだろう。たとえ、多少の接客サービスをしても、同じ商品であれば、安いほうになびくだろう。

 2店舗が安売り・値引き合戦を続けて行けば共倒れになるが、こんな場合に経営判断をどのように考えるかという場合、この「限界利益」という、概念を確り理解しておくことが必要になります。

 つまり、ガソリン仕入90円とすれば、売上100円―仕入(変動費)90円―経費(固定費)15円=赤字5円とすれば、固定費は売上がなくても発生するから、売上が全くなければ固定費15円は全くの損、つまり、15円の赤字である。 これは売上100円―仕入90円=限界利益10円―経費15円=赤字5円と分解できる。これを犠牲赤字という。  このような状態となれば、固定費の15円のうち、10円はカバーし、5円だけが損をしていると考えてもっと売上を上げる工夫をして、まず、固定費の経費をどこまで削減できるかに経営努力をして頑張ろうと普通は考えるだろう。  ただし、仕入(変動費)100円以下で売れば、売れば売るほど、赤字が増えることになる。このような場合を真性赤字という。

 売上単価の値上げは特徴がないとまず不可能だから、昔から言われるように、利は元にありと言われるように、徹底的に仕入原価の低減に経営努力・工夫せざるを得ません。厳しい経営環境ですが、どうか、御身を大切に頑張ってください。