今月は、大阪府を中心に木造住宅の耐震改修工事等を行っている
「株式会社ナカタ」様をご紹介致します。


仲田勝洋社長は建築業界で10年間ノウハウを培い、「お客様第一」をモットーに平成17年に株式会社ナカタを設立されました。お客様に対する姿勢は勿論、自社の経営についても非常に誠実、熱心に管理されているので、沢山関与させて頂いている顧問先企業さんの中でもいつも一番早く数値を出させて頂く事ができます。

 30代の社長をはじめ社員さんも若い方が多いのですが、草野球チームを作って定期的に他チームと試合をするなど、社員間の交流も盛ん。野球を通して団結した社内はとても明るい雰囲気です。

  
 私たちの暮らしている大阪府は、豊中市北部から岸和田市の南北約42キロにかけて上町断層という非常に大きな断層が通っており、もしこの断層による大規模な地震がおきた場合、死者は42,000人にのぼると想定されます。1995年の阪神淡路大震災では、死者の80%にあたる約5,000人は倒壊した木造家屋の下敷きになって即死したと言われていますが、大阪では防災に対する意識がまだまだ薄く、全国的に見ても耐震化率はあまり上がっていません。地元の皆さんにこのような現状を知ってもらい、防災に対する意識を高めてもらうために、大阪府内各地で耐震改修に関する講演活動を積極的に行っておられます。

では、耐震工事の重要性を理解し、我が家も対策を、と考えた時、皆さんはどのようにして業者を選択されますか?自宅からの近さでしょうか?工事費の安さでしょうか?選択肢は色々あるでしょうが、ぜひ知っておきたいのが「大阪府住宅リフォームマイスター制度」です。これは安心してリフォームが行えるよう、大阪府が指定した「マイスター登録団体」が信頼性の高い「マイスター事業者」を紹介してくれるというものです。ナカタ様はこの「マイスター事業者」であり、内閣府認証NPO法人「人・家・街安全支援機構」、「日本住宅性能調査協会」の正会員でもあります。まさに「お客様第一」というモットーの表れですね。



耐震改修前のお宅です。



壁を開け、ブレースというステンレス補強材を取り付けます。
軸組に対角線上に入れることにより、地震、風などの横からの力で建物が変形するのを防ぐ効果があります。



壁の内側の耐震改修工事が終わり、壁を閉じた状態です。 一見何も変わっていないように見えますが、これで大切なお宅を守ることが出来ます。
目に見えない部分だからこそ、お客様に安心して頂けるよう丁寧な工事を心がけていらっしゃるそうです。



今回の取材を通し、私も耐震に対する意識を持たなければならないと痛感されられました。皆様も今一度、地震についてのリスク対策をご検討されてはいかがでしょうか。

担当:花谷

株式会社ナカタ様HP:http://www.nakata-r.com/