今月は、奈良県山辺郡山添村の『有限会社 神野山造園』様をご紹介させていただきます。
 神野山造園様は、創業者の窪田善詮様が自然豊かな神野山の地で個人邸宅の庭園整備を対象とした造園業を開業されました。特に、窪田善詮様は「石積み」を得意とされており、この技法は外壁に用いられるため、崩れることなく美しい景観を作り出すためには熟練された技術が必要とされています。
造園業といえば、まず庭園の整備が思い浮かびますが、現在、神野山造園様の仕事の8割はゴルフ場での管理・工事です。現在の形態にシフトする糸口となったのは、平成14年、御子息の窪田和也様が引き継ぎ、法人成りされた事です。社長は、大阪芸術大学環境計画学で公園等の設計を学び、卒業後は、大手造園業で12年間ゴルフ場の管理や公共工事の監督業で活躍されました。当時の知識や経験、培われてきた技術が現在の神野山造園様の特徴であり、強みとなっています。
ゴルフ場の管理は、一般的な造園業とは違った特殊な業務が多く、専門の業者が手入れを行わなければ、すぐに荒れてしまいゴルフのプレイにも支障をきたしてしまいます。また、ゴルフ場の周辺には木々が植えられており、その木の伐採や剪定もゴルフ場の業務に含まれています。


1級造園施工管理技術検定資格を取得されている社長は、造園工事業の専任技術者として、国からの認定を受けるほどの腕前を持っていらっしゃいます。
他にも、街路樹の剪定、個人庭園の整備等も行っています。先代からの得意先である個人庭園の整備は、その業務を引き継ぎ現在でも大切な取引先として信頼関係を築いていらっしゃいます。
業務範囲は、奈良県神野山周辺を中心に、兵庫県の吉川や三重県の四日市、滋賀県の大津市など広範囲で活動されています。最近は、堺の大泉緑地公園や兵庫のほっともっとフィールド神戸や神戸総合運動公園で仕事を行われています。
ゴルフ場での業務が多いことで、休日にゴルフの番組を見ているときには、ゴルフプレイヤーよりも芝生の状態が気になってしまうそうです。
また、取材時に、担当望月の実家の写真を見て頂いたのですが、すぐに芝生の善し悪しを判断し、芝生がおかれている状況と手入れのアドバイスを伺うことができました。長年、芝生の仕事に携わってきたプロの技・習慣が少し垣間見え、仕事に対する意識の高さを感じました。


こちらが社長の窪田和也様です。まじめで明るい方で私たちの取材にも快く受け答えして下さいました。
色々なお話を聞かせて頂く中で、周りの雰囲気も明るく変えてくださる包容力のある人だと感じました。このキャラクターを活かして良好な人間関係を築いてこられ、得意先にも長年の付き合いのところがほとんどである要因の一つに、窪田社長の人柄の良さがあると感じました。   
また、社長はライフル射撃で国体に出場し、休日にはゴルフをプレイするなど活発な方で、若手の従業員の方とも積極的にコミュニケーションをとり、職場環境の向上に努めていらっしゃいます。
取材では快く質問に答えていただき、社長の明るさと、豊かな自然環境が相まって、取材後は心が癒される思いでした。


取材当初、「社長の信念やこだわりは何ですか。」という質問に、「そんなことは考えたことがなかった。」「特にはないかな。」となかなか答えを伺うことができませんでしたが、少しずつ取材を進めていく中で「正直であることかな。」とお話くださいました。
そのほかにも、企業理念は「正直に取り組み、真心を込めて仕事をする。とても基本的なことだね。」と少し恥ずかしそうにおっしゃいました。
正直さを物語る話として印象に残っているエピソードがゴルフ場での改修工事の話です。ゴルフ場改修工事の際に、重機で土を掘り返していると埋められていた水道管などを気づかずに破損させてしまったことがあったそうです。悪徳な会社では、破損したまま水道管を埋め直し、ミスを隠すこともありますが、神野山造園様は、自らのミスを認め、責任を持って修繕を行ったそうです。このような正直さが会社の信頼関係を築く礎となっています。


今後は、今までの取引先との関係を大切にしながら少しでも会社を大きくしていきたいという目標をお持ちで、若い従業員の育成にも力を入れたいとおっしゃいました。

今回は事務所内に大勢でお邪魔して写真を撮らせていただいたのですが、多忙な中、気持ちよく取材にご協力くださり、ありがとうございました。これからも「正直」の言葉を大切にどうぞ頑張ってください。               
               (担当:望月/取材・文:坂本、西村)
 
有限会社 神野山造園 さま
〒630-2225 奈良県山辺郡山添村大字伏拝625   
TEL・FAX 0743-87-0991