高木 成子

明けましておめでとうございます


事務所ニュースも100号となりました。昨年の高校野球が100回大会でしたよね。100に関連して何か楽しい記事を書きたいと考えて思いついたのが『100歳時代』でした(笑)

昨今、『100歳時代』の言葉が色々な所で聞こえてくるようになりました。
1993年に、きんさん・ぎんさんが100歳と言う、当時はかなり稀な事だったように思いますが、昨今、周りを見回しても100歳に近い方が増えてきたようには思います。

厚生労働省のHPに高校生に向けた「100歳まで生きる」事に関してのQ&Aがありました。

Q1 世界一長寿と言われる日本人女性の平均寿命が86歳です。では、現在65歳の日本人女性は、その後平均で何年生きると思いますか?
    @18年  A21年  B24年

普通に引き算をすると21年と思うのですが、答えはB24年でした。平均余命を考えるのだそうです。そして、その考えで行くと現実は何と2人に1人が90歳まで生きる計算になるそうです。
現に100歳以上の高齢者は30年前より約50倍も増えたのだそうです。
確かにそうですよね、昭和初期は定年が55歳でしたもの。1986年、高齢者雇用安定法で60歳定年を努力義務化したものが、1998年に施行されました。2013年には、65歳までの雇用延長が義務化となりました。そして、政府は2020年には70歳への引き上げ案を検討しているようです。

少子化による人材不足を130万人と見積もった政府が、外国人労働者の受け入れを30万人に増やして補うと言う話が出ていますが、後の不足100万人は定年制を引き上げて穴埋めしようとしているようですね。
恐ろしい〜。まるで目の前にぶら下げられたニンジンに何時かぶりつく事が出来るのか?と言う状態ですよね。
勿論、健康であればいつまでも働きたいとは考えますが、子供を育てる間の齷齪(あくせく)した働き方とは違う働き方がしたい。得意分野を生かした充実した余裕のある仕事がしたい。と誰もが思ってはいるのですが、現実どんな形で働いているのでしょうか。

老いの中でどのように生きていくのか?誰と一緒に年を重ねて、誰に迷惑を掛けて行くのか。なんて、もう少しちゃんと考えないといけないかもしれないですね。
でも、考え方を少し変えて100歳まで生きるのであれば、何がしたいのかいっぱい考える時間は出来るのですよ。

学生時代は嫌だった勉強も、やらされるものでは無く人生の糧として何が習得できるのか?
英会話・お料理・絵画・・・。さぁ、何をしましょうか?
人生の先輩として孫やひ孫と一緒に勉強する時代になって行くのでしょうねぇ。

以前、京都銀行のCMに「おばあちゃん 何になりたい 孫がきく」。
現実になりそうですね。