燒リ 成子

 ついに、わが娘が結婚してくれることになりました。当事務所におきましても、今年は結婚ラッシュです。年明けの1月には長谷川・北島のご両人が、5月には神崎の娘さんが、そして6月には花谷が長い春にやっとけじめと覚悟を決めて招待客100名ほどの大きな式をされました。我が家は8月に親族だけ10名ほどで式と食事会を予定しています。

娘から結婚の話を聞かされた時、これでやっと親の責任が終わるなぁ、私達だけではなく娘を大切にしてくれる人が出来たんだ!と本当に嬉しく思いました。結婚式って親がするものだと思っていた私、娘から「お式はしたくないんだけど、祖父母にだけは花嫁衣装を見てもらいたいので簡単にするね。」と言われて本当にびっくりしました。昨今の結婚式事情というものがよくわかりませんが、現実に仲人と言う人を立てない方が多いようですね。

ご存知のウィキペディアには「結婚式とは婚姻を成立させるため、もしくは確認するための儀式」とありました。大昔は知りませんが、私の時(昭和61年挙式)は式場にすべてお任せしたものです。それより大変だったのが結納で、男性宅でお披露目していた飾りつけを、間違えないように無言で毛氈の上に仲人さんが飾って行き、結納の品書きを読み上げ宴会の始まりです。次の行事は荷飾りです。狭い家が、真新しい箪笥や鏡台・座布団や長持でいっぱいになりました。箪笥の下敷きにと叔母などがたくさんの着物を持ってきてくれ、真新しい着物を上に飾り、引き出しを段飾りのように開けて近所の方にお披露目して荷出しです。結納の飾りに付いてきた松竹梅の形をした水引を箪笥や布団に付けて荷飾りしていきます。鶴の水引を付けた鏡台が最後にトラックに運び込まれ、男性宅へ出発です。後戻りしないようにと、正面から来た車の方に下がってもらう為、数枚のポチ袋にお金を入れて、仲人さんに預けます。

男性宅では結納飾りの時と反対に、今度は大きな荷物の荷飾りをして目録を読み上げ宴会です。無駄のように思う事や儀式の形は時代によって変化していくのでしょうが、その時代に合った儀式を大切にしていきたいものですね。

結婚について、いろいろなサイトを見ていてひとつ面白いと思ったことが載っていたのでご紹介します。"日本の結婚式で歌われる讃美歌312番の作詞者のスクライヴェンは、とても恵まれた家庭に生まれ育った男性でした。大学卒業後に出会い愛しあい、結婚の約束をした婚約者がいましたが、なんと結婚式の前日、ボートの事故で彼女は亡くなってしまいます。このことに深く悲しみ、絶望のどん底にいた彼ですが、その後「友なるイエス・キリスト」を心から信頼し祈ることで再び立ち上がることが出来ました。この時の経験や心境を、病に苦しむ母を励ますために贈った詩が、この「いつくしみ深き・・・」なのだそうです。

スクライヴェンのエピソードを知ると、何か結婚式で歌うのには少し相応しくない印象をもたれるかもしれませんが、結婚は幸せなことだけではありません。誓いの言葉に「病める時も健やかなる時も」という言葉があるように、結婚式をこの先のあらゆることに備え覚悟し、それでも一緒に生きていく想いを強くする機会として捉え、この日参列してくれている両親や親族・友人といった人々を何かあったときに支え支えられる存在として再認識しつつ、讃美歌の歌詞を口にするのも良いかもしれません。ブライダル総研HPより"

娘へ 
私の子供でいてくれてありがとう。お母さんが死ぬまでは大切な娘であることを忘れないでくださいね。
結婚おめでとう。 母より