北島 英子

 9月5日〜7日の3日間、立山黒部アルペンツアーと富山市観光に社員旅行させていただきました。

朝7時40分大阪発サンダーバードからのスタート。1日目は富山市内にて地元で人気の「すし玉」で富山県の港で獲れる美味しい白えびや焼き穴子などのお寿司を食べた後、宿泊先の弥陀ヶ原高原まで電車とケーブルカーで移動し、ホテル到着後は高原散策をしました。
雨が少し降っていたのですが、散策が始まる頃は雨も上がりマイナスイオンたっぷりの中、小学・中学校以来の散策はとても気持ち良かったです。冬になると6メートルくらいの雪が積もり、目にみえていた植物たちは雪の中に埋まるというお話を聞きました。今は紅葉など秋の季節をいち早く感じることもできました。お天気があまり良くなかったので、楽しみにしていた夜の星空観察会は中止になって残念でしたが、初日からアクティブな旅行でした。

 2日目は気持ちよく晴れたので、朝食前にカルデラを見に往復1キロの山登りからスタート。朝食後、バスで室堂に向かい、みくりが池を2時間たっぷり歩きました。日頃こんなに長く、そして登山家がめざす山々に囲まれて歩くことなどないのですが、疲れを感じることなく、楽しんで歩けました。途中、食べた生ブルーベリーソフトクリームは格別でした。そして、黒部ダムをめざし、トロリーバス→ロープウェイ→ケーブルカーに乗継乗車。「くろよん」の愛称をもつ黒部ダムは毎秒10立方メートル以上の水を放ち、その迫力は満点で、ダムに虹がかかっていて眺めも最高でした。513億円の巨費と7年の歳月、建設に関わった方々の思いが写真展示や映像放映などから現場で知ることができました。

 3日目は立山市から富山市まで戻り、同市内で午前中は「味の笹義」さんのますの寿司作り体験後、昼食は味噌ラーメンで有名な「つくし」で行列を並び(ちなみに並んでラーメンを食べるなんて初体験でした!)、午後からは「ガラス工房」で吹きガラス体験をしました。

日本の料理"和食"が2013年12月に無形文化遺産に登録されましたが、ます寿司を作る工程もとても繊細なものでした。
@7枚の笹の葉をわっぱにきれいに規則的に並べ、
A硬くならない様にご飯を乗せ、
Bご飯が見えなくなる様に3枚のますの切り身を敷き詰め、
C最後に笹の葉でくるんで蓋をします。

ますの切り身はただ並べるだけではなく、きれいな面を上に、ご飯が見えなくなるようにきれいに整えました。ますを敷き詰めている時、先生に「巻きずしを作ったことがないのでは?」と言われました・・・。さすがはプロ!わかるものなのですね(笑)。

富山ガラス工房は、「ガラスの街とやま」におけるガラス造形作家の活動拠点になっているそうです。ガラス作品をつくる作業場はとても暑く、ガラスに熱を加え、色をつけ、息を吹き込むことでどんどん形が変わり、作品が出来上がっていく行程にわくわくしました。スタッフさんの丁寧なサポートのおかげでステキな9作品が完成しました。後日、作品が送られてくるので到着が楽しみです。

事務所職員の完璧なツアーコンダクターのおかげで3日間満喫でき、感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだたくさんの感動をお伝えしきれていないとは思います。是非、立山黒部へ足を運んでいただいてほしいと思います。