青春とは 真の 青春とは若き精神の中にこそある
薔薇色の頬 真っ赤な唇 しなやかな身体 そういうものは たいした問題ではない
問題とすべきは 強い意志 ゆたかな想像力 もえあがる情熱
そういうものが あるか ないか
こんこんと湧きでる 泉のように
あなたの精神は 今日も新鮮だろうか いきいきしているだろうか
臆病な精神のなかに 青春は ない
大いなる愛のために発揮される 勇気と冒険心のなかにこそ 青春は ある
臆病な二十歳がいる 既にして 老人 勇気ある六十歳がいる 青春のまっただなか
年を重ねただけで 人は老いない 夢を失ったとき はじめて老いる
歳月は皮膚にしわを刻むが 情熱を失ったとき 精神は しわだらけになる
苦悩 恐怖 自己嫌悪 それらは 精神をしぼませ ごみくずに変えてしまう
誰にとっても大切なもの それは 感動する心
次は何が起こるだろうと 目を輝かせる 子供のような好奇心
胸をときめかせ 未知の人生に 挑戦する喜び
さあ 眼をとじて 思い浮かべてみよう あなたの心のなかにある 無線基地
青空高くそびえ立つ たくさんの光り輝くアンテナ アンテナは受信するだろう
偉大な人々からのメッセージ 崇高な大自然からのメッセージ
世界がどんなに美しく 驚きにみちているか 生きることが どんなに素晴らしいか
勇気と希望 ほほえみを忘れず いのちのメッセージを受信し続ける限り
あなたはいつまでも 青年
だが もしもあなたの 心のアンテナが 倒れ
雪のように冷たい皮肉と 氷のように頑固な失望に おおわれるならば
たとえ二十歳であったとしても あなたは立派な老人
あなたの心のアンテナが 今日も青空高くそびえ立ち
いのちのメッセージを 受信しつづける限り
たとえ八十歳であったとしても あなたはつねに 青春
青春とは 真の 青春とは 若き 肉体のなかに あるのではなく
若き 精神のなかにこそ ある


これは私の大好きなサムエル・ウルマンの78歳の作といわれる“青春”という詩を芥川賞作家・新井満氏が意訳したものです。原文の他、マッカーサーが愛誦した変革英文、この変革英文を芸術的に訳した創作文とがあり、松下幸之助もこの詩を心のよりどころとしていたようです。人生100歳・高齢者社会を迎え、何時までも、青春であり続け、夢を見続けるような人生でありたいものです。この度、創刊号ニュースで述べましたように、税理士法人マークスとして心新たに、時代の変化に対応するべく、お役にたつ存在として社員一同努力する所存です。

平成22年11月1日