代表社員 税理士 植村祐三


 桜散り、早や、盛夏となりました。我が国の男性平均寿命80歳、私も認知症が気になる年齢となったので4月20日(土)兵庫・加古川市にあるノリッジクリニックに於いて頭脳健康診断を受け当面心配なしとのことで、一安心しているところです。
人生100年時代を迎え、日本の認知症患者243万人、2,020年には300万人となり、認知症患者1人に対し平均3人、人口の10%の介護人が必要であり、約1,200万人が"認知症"に係わることになるというデータがあります。

日本生命の山梨恵子氏のレポートによれば「認知症重度の状態になると、本人自身も周囲が想像出来ない程の苦痛を伴う"何もわからない・呆けた者勝ち"と云った認識は間違いである。本人自身も己の変化に気づき、自分が自分で無くなって行くことへの悔しさ・恐ろしさを肌で感じながら、不穏行動・場所・時間・人物・モノを認知できないことへの不安・混乱、感情や思いを周囲に表現出来ない焦燥感や困難を抱えて暮らしている。85才以上の4人に1人が認知症と云う我が国の現状は、人の終末期の暮らしを左右する重大な課題である。」と述べておられます。

また、ノリッジクリニック在籍の認知症を専門分野とする西崎知之教授によれば、老化に伴う「認知症患者数」は毎年急増しているが、世界的にも「治療・予防薬」は皆無だそうで、西崎教授が独自に「認知機能改善薬」の開発をして、オリジナルなサプリメントとして試売されておられます。
西崎教授によれば「現在、初期認知症(認知機能スコアー15点〜20点)であれば、ほぼ全例100%に認知症機能改善効果が認められる。しかし、進行した認知症(認知機能スコアー10点以下)では、期待できる認知機能改善効果は得られていない。したがって「認知症も早期発見・治療」が最も大切である。

脳と記憶の研究から得られたキーワードは"ホスファチジルコン"という物質である。ホスファチジルコンには、種々な種類があり、POホスファチジルコリンには記憶力アップ、DLホスファチジルコリンには学習力アップの作用があることが、動物実験、ヒトでの判定検査で実証されている。卵・大豆にその成分が含まれている。
このホスファチジルコリンには「10〜20代には学力アップ、30〜40代には集中力アップ、50〜60代にはうっかりミス防止、70〜80代は認知症予防・老化対策に効果がある」と言われます。

また、インターネットの批判記事によれば、Kaigoという人物が"エグノリジン"は販売先が限定されており未だ実験中ということだろう。実験人数が少ないこと、MMSE18点と言ってもいろんな患者がおり、その内訳が不明、MMSE検査がdouble blindで行われたか、検査者は実験人物をどう選んだのか、卵黄に含まれているというなら毎日卵を食べて、1か月後に記憶力が増加したかを主治医にMMSEテストで調べてみてもらったらどうか、との意見に対し、西崎教授に確認すると余りにも短絡的意見であるとのことで、西崎教授よりのお招きもあり研究室にお伺いし、実際の研究成果をより詳細に理解したいと思っております。

このMMSEは米国のフォルスアタイン夫婦が1975年考案した「世界で最も有名な知能検査」であり、日本では長谷川和夫教授が1974年に考案した「長谷川式簡易知能検査テスト」が有名であり、1991年に改定されています。また、double blindとは2重検査比較法(患者・医師共に不明な状態)という効薬を判断する方法です。