4月30日、大阪商工会議所の国際会議場ホールに於いて、元海上保安官一色正春氏の講演会が約700名規模で行われ、私も出席しました。

一色正春氏は現在44才。トカラ列島ビデオを公開した人物です。富山商船高等専門学校を卒業後、船乗りとなり世界各国の航路に従事。その後、民間会社を経て1998年より海上保安庁勤務、在任中には3回の長官表彰を受け、2010年退官。

海上保安庁は、海上に於いて人命及び財産を保護し、法律違反を予防し、捜査・鎮圧するために設立された運輸省(現在国土交通省)の外局で、端的に言えば、海の警察官、消防士や救急隊員の仕事をも兼ねると言え、海上自衛隊とは異なる。

熱弁ではありませんでしたが、純粋で生真面目な性格がうかがえる話しぶりで、講演内容はぼくとつな人柄を感じさせる正直な思いの発露であったと感じました。内容を一部ご紹介致します。

@ 国防を一人一人がどうするかを真剣に考えなければならない。

A 個々人が性根を持たねばならない。

B 現場の隊員の命を真剣に守ってくれる政治家がいるのだろうか。

C 現行憲法には矛盾が多すぎるので、真剣に考え、日本人の手で改正を考えるべきである。反対派の意見を聞きたい。

D ローマに徹底抗戦し、滅亡したカルタゴと同じ運命を辿らないように何をすべきか。

具体的には

トカラ列島に漁民の為に、携帯基地を設ける。

尖閣マグロ・サバと言うブランド名で販売する。

灯台を造る。

台湾と協力して中国に対抗する。  等々のお話でした。

また著書「何かのために sengoku38の告白」により補足すると、

@ 如何に報道・雑誌等の記事がデタラメであるか、と云うことに感心した。

A 自分は立派な人間になりたいと思って生きているただの人間で、ビデオ公開は日本国民としてただ当たり前のことをやっただけのつもりである。自分自身の為ではなく、子どもたちの未来、日本という国のためである。

B 国の借金も、他国に謝り続けるのも、我々の世代で終わりにし、嘘や欺瞞が横行する世を変えなければならない。それが、我々大人が次世代に対して背負った義務である。自分だけがよければと云う考えはもう捨てよう。

と結ばれていました。

 我々は歴史的限定の一瞬である人生100年をどう生きるか、民族主義の強い地球環境下で、今後、日本はどう行動すべきかを考え、蒙古襲来・黒船到来による明治維新を経て、第二次世界大戦による国民の完全な自信喪失を乗り越える一事例として、日本固有の領土であるトカラ列島に対する中国の挑戦を真剣に受け止める必要があると思いました。


以上
平成23年6月1日
税理士法人マークス
代表社員 植村 祐三