山城愛仙園の山城さんは学生時代の1年後輩で一泊旅行に誘っても、一度も参加したことがなく、サボテンが趣味なので1日たりとも家を空けることが出来ないと言うのが理由でした。ある日息子さんと一緒に仕事をしており、将来のことを考え会社組織にしたいとの相談があり、現在顧問をさせていただいています。

 当初訪問した時はサボテンに興味がなかったので、サボテン園の一部しか見学しませんでしたが、先日同業者の事務所移転のお祝いにサボテンを進呈すると話したところ、趣味がサボテンだとのことで、出向いて気に入ったものを頂くとの申し出があり、多種のサボテンにびっくりし大変感激したとの電話を受けました。

 山城さんは控えめな人物で、門外漢である私は相当な部分で日本一の規模であることを初めて知りましたが、市場が小さいこともあり、世にあまり注目を浴びないようですが、現在では輸入禁止の品種が多くあるそうです。

 奥さんを同行して信州まで軽トラックでサボテン趣集家へ仕入によく行かれ、標本級クラスのサボテンが数多くあるようです。場所は豊中インター近くなので、インターネットで“山城愛仙園のサボテン”と検索して、カラーの色とりどりな見本を見てお子様ずれで行かれると、下手な植物園に行くより、楽しい気分になりましょう。


 山城さんは人間以上にサボテンに命をかけ育て、競業者が出てきても、誰も真似が出来ないような多品種なコア商品を武器にサボテン業界では日本を代表するビジネスを築き上げているようで、われわれの日常生活に潤いを与えるビジネスとして今後のご発展を陰ながら見守りたいと思います。

私が25年以前から購読している“あなたと健康”という小雑誌に次のような紹介があります。内容の一部に「私の人生の師(常岡一郎)がバラとサボテンに毎日手をおいて“僕が愛しているから、もうトゲはいらないよ”と語りかけたら、両方ともトゲはやさしくなり、やわらかくなり刺さなくなった」「知人の96歳で亡くなった遠藤さんは、玄関の梅の木に、必ず出入りのとき“行ってくるからね”帰ると“今帰ったよ、留守中ありがとう”と挨拶をしていたら、毎年見事な花を咲かせた。ところが遠藤さんが亡くなる秋に時ならぬ花を咲かせました。その後、すぐ遠藤さんが亡くなったら、この梅の木は枯れてしまった」という記事がありました。


 また、なにわ経営者漁火会の3月例会で、39歳の3代目の事業再生の苦闘話を聞いておりました折、自宅1,600坪を銀行借入返済のため手放したとき、楠の大木が切り倒された姿を目のあたりにした折、いいも言われぬ悲鳴のような声と液体の汁が声を発したかのように聞えたと言われましたが、動物も、植物も命があるのだ、ということを思わずにはいられません。