我が家には2匹の“犬様”が居ましたが、いずれも顧問先から貰い受け、今は“クッキー”(10年)1匹となってしまいました。

 15年前、三陽自動車鰍フ奥様から、ヨークシャテリャの子供が7匹生まれたのでいかがですか、とのことで我が家に来ました。5月30日“コロスケ”(オス)が老弱のため人間で言うと90歳前後でしょうか、15年の長寿を全うしました。6月2日近隣の動物霊園で人間と同じように山中の火葬場で骨をひらい、葬儀を家族で執り行い、墓代わりに霊園の一室の小さな箱に遺骨を収めました。

 引き取った時は生後2ヶ月だったので、手のひらの上に乗る状態であり、ジーと私の顔を見ており、いかにも不安そうでこの人は本当に大事にしてくれるのだろうか、というような感じを受けたことを今でも時々、思い浮かべ懐かしんでおります。

 我が家では大変気が強く、聡明でよく吼える犬で大変元気者でした。小型犬ですから庭と居間とを自由に運動できる状態だったので、ゲージに入れたことはありません。 椅子に飛び上がることがままならない状態となり、いつも妻と一緒に布団にもぐって寝ていましたが、専ら籠やら毛布で寝ることが多くなり、2・3ヶ月前頃から、私の寝床に入ってくるようになり、妻の手を借りなければ生きられない状態だったのが、たまたま、妻が近隣の方々と四国八十八箇所のお参りに行っており、寂しさかったのでしょうか、寿命を早めたように思います。

 それまでは車の音がすればすぐ玄関に迎えに来てくれ、大変な歓迎。疲れも一度に吹き飛び、家庭生活を潤してくれました。車が好きな犬だったので、休日には事務所や小旅行に一緒に行きました。人間の言葉がどこまで理解できるかは知りませんが、よく“コロスケ”に話し掛け大切にするから “コロスケ”が人間に生まれて来て、もし、私が犬に生まれて、縁があれば、かわいがって欲しいなどと話し掛けておりました。

 寿命100年時代を迎え、男性は妻が食事を整えてくれてこそ、健康で長生き出来るのだから、健康生活を維持する為には妻の家庭料理を頂くことを重視すべきでしょう。人生は二人三脚、夫は妻の真言をしっかり受け止め、また、妻は夫の云うに言われぬ仕事の悩みを受け止めるように心すべきではないでしょうか。

 老後といえども子供家族を当てにせず、如何に人生を全うするか、この難問の糸口は、食事を整えることこそが大切であり、開運につながるのだという古の教えを理解していますが、私自身、早食い・大食の習慣を修正しかねております。残された人生、事業継続するための方策を模索しながら“もとこちら そのままぜんぶ あたりまえ”を内観しながら、“いまここに生きる”をモットーに、人生を蝉の如くに生き続けたいという心境です。