現在の大きな関心事は事業継続の基盤は何が必要だろうか、という点です。事務所の“コア商品”には「整理整頓掃除マニュアル」「月次決算書」「経営計画書」の三つがあり、この充実に努めております。

主題については17年1月・7月号等で折にふれ述べましたが、「日々これ掃除」の著者“掃除の神様”鍵山秀三郎氏のように、「凡時徹底」の重要性を意識し「便所掃除」を徹底的に行い、これが企業倒産必至の時に心の支えとして危機を脱した、との体験談を拝読して、企業風土の根っこを支える「掃除」というものの威力を知りました。

 常々、企業活動の内面を支える事柄の一つ「整理・整頓」の重要性を意識していましたが、では具体的に何をすべきか、との思いから「整理・整頓・掃除の6基準」のマニュアルを作成していますが、これが企業風土として定着する為に並みの努力では出来ないことを痛感しています。「整理」とはいらないもの、不要な仕事を捨てること、「整頓」とは明瞭に何であるかを区分すること、です。 鍵山氏が車輌清掃を自ら実施したが、社員全員が命令でなく実行してくれるまで十年たっぷり掛かった、とのくだりを読んで「整理・整頓」することの困難さを意識しました。

 当初、整理整頓3基準「決める・戻す・捨てる」を意識しましたが、この他に「区分する・チェックする・掃除する」ということが大切だ、と言うことに気付き、6基準にバージョンアップしました。

特に区分するとは
@書類などを目に見えるようにファイルする
Aパソコンにファイルする
ことですが、世界の情報倉庫からネットで情報を取り寄せても、社内でこれを有効活用する為にどこに保存してあるのか、を即座に判断して利用できなければなりません。 パソコンを秘書のように使う時代となりましたが、このパソコンを活用する為には徹底した「整理・整頓」を習慣化する必要があります。人間は90%習慣で動く動物ですから、幾ら頭で理解しても、肌で感じないと習慣化はできません。

 別紙、の“なぜ、会社存続のために、整理整頓6基準が必要なのか!”を参照して、業務に「整理・整頓・掃除」を実行していただきたいものです。

 当事務所もご多分に漏れず、表面は多少綺麗ですが、私の観察する限り各人の机の中は書類が一杯詰まっている状況です。「捨てる」ことは人間の本性に根ざしているのでしょうから「捨てる」ことの習慣化はなかなか難しい。

 鍵山氏のように「会社に抜き打ち的に来社され、社員の机・ロッカー等を検査されても、必要なものしかない状態」をモデルに、事務所内を「整理・整頓・掃除」し続け、多少の自信がついたら、“整理・整頓・掃除マニュアル”をインターネットにより販売したいと思ったりしています。