世界遺産として名高い「紀伊山地の霊場と参詣道」。歴史の舞台に幾多となく登場し、修験道発祥の地として知られる霊山大峰の懐に抱かれる「大峰本宮天河大弁財天社」の春季大祭「神事」に参加し、春の神事能と奉納上映された映画を見ました。

 神社は「霊的元気回復」を人間にもたらす「場」であり、神事とは「霊的元気回復」をもたらす「時」だと云われている。我が家から「天河大弁財天社」は車で2時間少々にて行くことが出来、意外と知られていない「聖地」ですが、古代民族信仰の発祥の地とされる霊山大峰山が役行者により開山され、弘法大師も高野山の開山に先立ち、大峰で修業された中で最大の行場が天河であったようです。

 奉納上映された「地球交響曲六番」は「地球はそれ自体が一つの生命体である」とするイギリスのジエームズ・ラブロック博士の唱える「ガイア理論」にもとづき、我々の命が大いなる命の一部分であり、人間の心は大宇宙の大いなる意志の現れであるという考えから、人類も動物も虫も早木も岩も水も風も全てがお互いに結び助け合って地球の生命環境を作り、維持されているとの思いから、龍村 仁監督によるドキュメンタリー映画シリーズで、草の根の自主上映が中心であり、一般には余り知られていない様です。

 今回の映画のテーマは宇宙には音が満ち溢れており、この音を映像で伝えるという観点から、出演者のうち日本人では笛奏者・雲龍さん他3名の方々が能舞台で実演をしてくれました。

 外国人出演者にはシタール奏者の「20世紀最大の楽聖」といわれるインド人ラビィ・シャンカールとか、海洋生物学者のロジャ・ヘインはザトウクジラが歌を歌うことを世界で始めて発見し、その「歌」の構造は人間が作曲する“音楽”の構造に非常によく似ているそうで、バラエテイに飛んだ人々が出演しています。

 この天河弁財天社は芸術・芸能の神様として、芸術・芸能の世界で精進されている人々がよく訪れるようです。また、ヨガの研修場所としても利用されているので、私も時々出向しております。そして商売の神としても信仰されており、私が始めて訪れたのは20年位前でしょうか、関与先である永田産業渇i田秀夫社長(現会長)が大鯛を奉納するために、私の車で同行した時でした。永田会長のひたむきな商売道を全うされる姿に常に感心していますが、ある時、女事務員さんが、どうして社長が不在時はお客さんが来なくて、在社の時はお客さんが多く来る、不思議で仕方が無い、といった言葉を思い出します。

 また、大峰最高峰見“弥山”の山開きのとき永田社長と宮司さん宅に一泊した時、ダリヤのような女性も同泊しており、皆さんがサインを求めるので、私もサインを貰い後で調べてみたら、テレビ・映画によく出ている女優さんでした。三島の沖 ヨガ元道場長の龍村さんのお兄さんが「地球交響曲」の龍村 仁監督だと知り、縁の不可思議さを感じ、今後ともご縁を大切に“今・ここ”を大切に生きたいものです。